囲碁界が最近どうも騒々しい
日本の囲碁界は、Twitter界だけかも知れませんが最近ざわざわしているような気がします。
数ヶ月前に依田九段と執行部とのイザコザだったり、果ては最近の芝野名人のツイートとそれに対する「変なことすんな」みたいなコメント。
芝野名人は「なにも変わらなければ日本囲碁界が潰れる」と囲碁界の未来を憂う一方、「SNSなどは好きでやっているわけではない」ともつぶやいていました。
つまりあくまで日本囲碁界のことを考えた上で危機感を覚えており、一人の囲碁棋士として、さらには時の名人としての使命感によりSNSの世界に来てくれたと言えると思います。
Twitterへの出現と、Youtubeでの発信。芝野名人の行動の軽さはSNSへの抵抗がない若者世代だからこそだなぁと感じていて、一囲碁ファンとしては個人的にはとても嬉しいです。
一方で心配なのが、Twitter界ってそんなに優しい世界じゃないということ。
怖いネットの世界と言えば2ちゃんねるが多くの方の頭をよぎると思うのですが、今はTwitterも双璧をなしていると言えるかもしれません。あとはInstagramもでしょうか。
誹謗中傷、とまではいかなくてもいわゆる「心無いコメント」の類は芝野名人に対してもたくさん届いているのではないかと危惧します。そしてそれに対して名人がノーダメージとも思えません。
実際、これまでいい意味で緩い感じだったツイートが、ただ緩いだけでなくどこか投げやりな感じに見えてしまいます。
これが読み手(私)の問題ならいいのですが、芝野名人はあくまで片手間でSNSやってるだけだと思うので、これまで通り緩く適当に、やりたいようにやってもらえれば嬉しいなと思います。
「名人が軽々しくSNSなんて」と感じる人がいることも分かるのですが、それはアナタの考え方。アナタの理想の名人像を他人に押し付けるのは違うと思う。これは私の考え方ですが。
囲碁界を良くするためのアイデア、はみんな持っている
名人も言っていた通り、棋戦の減少や囲碁人口の減少など、囲碁界はかつての勢いを失っていると言われています。
ただでさえ少子化なこの時代、エンターテイメントの多様化による自然現象という認識なので、ソシャゲに勝てない限り日本での競技人口が増えることはありません。
しかしながら、そのような状況下でも囲碁の楽しみ方や関連イベントは長年形式が変わってきませんでした。そう考えると、変化しない囲碁はダーウィン的に言ってもやがて滅びゆく種となっても何ら不思議はありません(一方でここ最近はSNSと絡めた取り組みが増えているようなので嬉しいです)。
そしてこのような時代だからこそ、『囲碁界を盛り上げるためにどうしていけばいいか?』という命題については、囲碁を好いてからそれなりの期間が経っていれば誰しも一度は考えることであり、それなりに盛り上がるトピックでもあります。
そして、実際にあれこれ考えている時間は結構楽しかったりします。
でも残念ながらそのアイデアの多くは、居酒屋で野球中継を見ながら「何でここで継投やねん」という阪神ファンのオッサンとあまり変わらない(なぜか球団指定)。
その理由は単純で、「動いていない」「費やしていない」から。
当然ですが、アイデアは思い浮かべただけでは世間は動きません。それを形にすることで価値が産まれますし、形にしようと動くことが尊いと思います。
「いいアイデアを発信していれば、賛同した誰かが拾って形にしてくれる」ということを考えることもあるかもしれません。
でも、他人にその実現を委ねようとするのであれば尚のこと、何を言うかと同じぐらい「誰が言うか」も大事で、『匿名でだらだらツイートしてるだけの謎の誰か』のアイデアなんか誰も拾わんぞ、と声を大にして言いたい。
アイデアを汲み取ってもらえるような「誰か」になるためには何かを費やす必要があると思います。それこそ時間を費やして行動することなのか、お金を費やして人を雇うことなのか。
私は「まずは結果を出して欲しい」派
何を隠そう前段の『匿名でだらだらツイートしてるだけの謎の誰か』は、私自身のつもりで書きました。
私は「世界戦で継続的に結果を出す(=優勝する)ようになれば、そのうち日本囲碁界に注目が集まるのでは」と思っていて、そのためにはどうすればいいか?なんて考えたりしていました。
棋士の方々にはあくまで囲碁を頑張って欲しくて、例えば「顔を売るためにテレビに出る」というようなアピールの仕方は表面的な薄い施策に感じてしまい懐疑的でした。
棋士はタレント的な能力を持っている人も少ないし、それを望まない方もいると思うので、日本の囲碁界に光が当たるようにまずは世界で勝ってください、と乱暴に言うとそのように考える人でした。
アイデアの良し悪し以前に、何と偉そうな考え方。。。
一ファンの戯言とはいえなんかすいません。
何かできることは無いかと考える
改めて、私にも何か具体的に行動を起こすことはできないかなと考えてみました。
まず、囲碁界が盛り上がるには、以下のサイクルが常に回転していることが重要だと考えました。
- 日本の棋士が世界で結果を出す
- 囲碁棋士カッコいい!という憧れを生む
- 囲碁をやってみたい!と思う子供たちが増える
- 子どもたちが囲碁を打てる環境が整う
- 才能ある子たちを育成するシステムが充実する
- 日本のレベルが上がる・・・①に戻る
強くもなく資産家でもない自分にできることはあるのか、、、と考えて、ふと③についてなら何かできるかもしれないと思うようになりました。
子どもたち、さらには幼児に囲碁の存在をすり込めないかと考えました。
絵本の寄贈をしてみよう
「ぱちんぱちん」「いごってなあに?」この2冊はうちの子どもたちも大変気に入っている絵本で、楽しく囲碁のことを読むことが出来ます。
「子どもに囲碁を教えたい」「囲碁に興味を持ってもらいたいけど、押し付けるのは気が進まない」このような悩みがある方は、囲碁…
「子どもに囲碁を教えたい」そのような思惑をもつ親御さんにおススメの絵本が出ました。「いごってなあに?」がおススメできる理…
これを図書館や保育園に寄贈して、少しでも子供が囲碁に触れる可能性を上げてみるのはどうだろう?と思いました。
図書館なら試しに読んでみようと手に取る確率が上がるかもしれません。
と言うわけで、小さな一歩であまりに微風ですが、少し動いてみることにしました。
森善哉さんとはコンタクトが取れた(やることを宣言した)ので、「ぱちんぱちん」から始めてみようかと。
<追記>その後小林泉美先生ともやりとりさせていただき「いごってなぁに?」の寄贈にも賛同いただけました。ですのでこれら2冊で進めていきたいと思います!
もう止まる訳にはいかなくなりました。
まずは住んでいる地域の図書館と子供たちの通う保育園へ。
寄贈ができたらこちらのブログで報告します。