囲碁を子供に教えたい

親になると、自分の趣味の楽しさを子供にも伝えたいとは誰しもが思うところ。

『息子とキャッチボールがしたい。』

『劇団四季の素晴らしさを感じてほしい。』

などなど、自分が好きなものについてはどうしても一度我が子にも体験してみてほしいと思ってしまいます。

それとなく生活に紛れ込ませてみたり、自分が楽しんでいる姿を見せることで子供が興味を持つように仕向けてみたりと様々に画策するものです。

かくいう私も、子どもに囲碁を好きになってもらいたいなと思いいくつかの手を打ってきました。

初手は2年前。子供が2歳になったころでした。

そして今年、4歳になってついに一緒に囲碁を教えることができました。

どんな風に取り組んできたかをまとめてみたいと思います。

子どもに囲碁を教えるための3ステップ

ステップ① 絵本で囲碁というゲームの存在を示す

まずは子供たちに「囲碁」というゲームの存在を教えてあげる必要があります。

多くの場合子供たちは親の言うことすることに対して興味を抱くので、普段の生活の中に組み込むのが一番です。

そのために最も効果的なのが絵本の時間だと思います。

私は以下の2冊の絵本を買い、子どもに読み聞かせることにしました。

ぱちんぱちん

0歳から読み聞かせることができ、白と黒の碁石が並んで形をつくることになれることができます。

この絵本の効果で、4歳の娘はNHK杯の盤面を見て「あ、あそこにハチさんがいる!」と教えてくれるようになりました。

石の形に敏感です。

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いごってなあに?

ぱちんぱちんで石を並べることに慣れ親しんだ後は、この本で囲碁のルールをより詳しく教えることが出来ます。

 

4歳の娘はこれで石の取り方を理解し、取られないように逃げることも覚えました。

そして「ちょーうせんせい」の顔も覚えてNHK杯で教えてくれました。

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ステップ② 親が囲碁を好きだということを示す

前述しましたが、親が好きなものについては子供も強く興味を示します。

私はことあるごとに「囲碁が好き」、「囲碁は楽しい」と言い聞かせていました。

テレビで囲碁を見たり、スマホアプリで打ってみたり。

寶酒造杯に家族で応援に来てくれたこともありました。

何だかよくわからないけど、「パパがいつも楽しいって言って頑張ってるゲーム」であることはインプットできたと思います。

ステップ③ 簡単なゲームで碁石に触れる

我が家の子供たち(4歳と2歳)はこうして2年ほど前から、少しずつ囲碁に触れて育てられてきました。

触れてとはいっても、誤嚥が怖いので実際の石はたまに見せる程度で、それに触れさせることはしていません。

囲碁の雰囲気は絵本とアプリとNHK杯でしたが、インプットは十分だったと思います。

そしてつい先日、4歳の姉が石遊びデビューを果たしました。

碁石を使った簡単なゲーム①石取り遊び

これは「いごってなあに」で石を囲むと取れることを覚えているのですぐに実践できました。

↑の写真のように、アタリの状態になっている石に対して、もう一手どこに打てば取れるか?という問題を問いてもらいました。

そしてこれは難なくクリアできました。

『かこめばとれる』

のフレーズで基本的な石の取り方は理解しているようです。

この流れでちょっとシチョウもできそうだったので今度試してみようかな。

(鶴の巣ごもりはちょっと時期尚早でした。)

碁石を使った簡単なゲーム②お庭作り遊び

これも「いごってなあに」から。

『いごってかこむと おにわになるのよ』という一節があります。

それに擬えて、碁石を好き勝手置いて(一手ずつとかではない)、大きなお庭を作る遊びをしました。

ishinarabe

パパの並べた石を見ながら、白石を並べてお庭を作っています。

石は交点に置くということも、「いごってなあに?」で学びました。

niwa

それぞればいきんまん(黒)とロールパンナ(白)のためのお庭をつくるという体で石ならべをしました。

ちょっと黒石が混じっているけどそこはご愛敬。

大きな白のお庭をつくることができました。

4歳児は大丈夫。2歳児はまだ難しそう

あくまで我が家の状況ですが、とりあえず上の子は楽しんでくれているみたいなのでよかったです。

下の子も碁石には親しんでいるみたいでジャラジャラするのを楽しんでいますが、まだゲームとして楽しむには大分早そうです。

今後の課題:この次の一手は??

ここまでで、石を取ったり取られたりすることと、お庭をつくるという基本については導入ができました。

しばらくはこの遊びを繰り返していこうと思うのですが、いつ次のステップに進むのか、そして次にステップは何か、というのが非常に難しいです。

9路盤を準備して、短い手数で陣取りゲームができるように教えてみるのがいいのか?

あるいは石を取る楽しみを教えるということで手筋やら死活を教えていくのがいいのか?

この辺りは本人の反応を見ながら臨機応変に進めたいと思います。

とりあえず、楽しんでくれてよかった!!!

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