囲碁ウォーズが初心者におススメである5つの理由

  • 囲碁を始めてみたものの、上達法がわからない。
  • ルールは覚えたけど、周りに打てる人がいない。
  • 碁会所は敷居が高い。初心者が行っても楽しめなさそう。

 囲碁初心者および級位者の方で、このような迷いや悩みをお持ちの方はいませんか?囲碁はルールを覚えるところと、ルールを覚えてから実戦で手筋などを見ながら打ち回す(碁盤を広く見る)ことにハードルがあるのではと感じています。

特に大人になってから囲碁を始めた方で、ここに難しさを覚えることが多いように思います。

僕は社会人になってから囲碁を始めました。

最初は入門書を読み、近所の碁会所の入門教室で8歳の少年を兄弟子として基本を教わり、その後同じ碁会所でおじいちゃん達に鍛えられながら腕を上げていきました。今はアマ3段ぐらいの棋力です。

 囲碁は基本を誰かに教わることは大事ですが、上達には自学自習が必須です。詰碁や手筋の本を読んだり、プロの棋譜を並べたり。中でも初級者にとって特に重要なのが、一局でも多く実戦を重ねることです。

 本日は、無料スマホアプリ「囲碁ウォーズ」が初級者の上達にとっても有用であると感じたので、その理由についてまとめてみたいと思います。

囲碁ウォーズのトップ画面。ウォー感がすごい。

「囲碁ウォーズ」おススメの理由

理由その①:スマホでいつでもオンライン対戦

 先にも述べましたが、棋力に関係なく囲碁の上達法は「詰碁」「実戦」「棋譜並べ」の3つだと言われています。

その中でも相手が必要で、初級者に特に重要なのが「実戦」です。「囲碁ウォーズ」はスマホアプリなので基本的に無料でいつでもオンライン対戦ができます。

自分の棋力がスコア化されて、対戦相手(ランダムに決まります)との棋力差に応じた置石(ハンデ)が自動で設定されるため、初心者でも勝ち負けを意識した白熱の対局が楽しめます。

 碁会所などでのリアルの対局にも独特の緊張感があり、とても楽しいです。ですがよほど大規模な碁会所でもない限りメンツが限られるため、同じような顔ぶれでの対局が増えてくるので新鮮味に欠けます。

また、これは人によるところですが、上級者との置き碁(ハンデ戦)は初級者にとって貴重な上達の機会なのですが、置石をたくさん置いての対局を嫌がる方が一定数いらっしゃいます。

 その点この『囲碁ウォーズ』だと、無料アプリなので手軽に対局ができますし、置石も個別に設定(どれぐらいのハンデ戦なら受け入れるか)できるため、上級者との置き碁の機会も増えます。

またこのような考えで初級者の利用者も多い印象があり、同じレベルの初級者同士の対局にも事欠かないと思います。

理由その②:9路盤、13路盤での対戦

 囲碁は本来19路盤(19マス×19マス)での対局なのですが、初級者が使うにはやや広すぎます。

陥りがちなのが、「どこに打っていいかわからない」状態で、盤面における次の一手がわからないまま局面が進み、中盤以降を適当に打ってしまうことになります。次第に一局を打ち切ることに疲れてしまい、対局そのものが面倒になって囲碁から遠ざかる…、といったことさえ起りえます。

 しかしこの無料アプリ『囲碁ウォーズ』では19路盤はなく、9路盤(9×9)および13路盤(13×13)での対局のみになります。

盤が小さいので、打つ場所に困ることは殆どありません(どこに打つのが最適か、という意味で困ることはありますが)。序盤の布石からすぐに中盤、終盤と進むので、一局に要する時間も非常に短く済みます。

ちょっとした空き時間に一局、寝る前に一局、と積み重ねていけば上達も早まることが期待できます。

↑『囲碁ウォーズ』の対局条件選択画面。19路盤を意識するなら、初級者でも13路が特におススメです。
さらに『囲碁ウォーズ』での対局は、盤が狭いことにより石がぶつかり合う戦いが起こることが必然的に多くなります。

戦いは手筋と読みの総合格闘技です。初級者は戦いを避ける傾向にありますが、狭い碁盤で必死に読みを入れることを繰り返すことでその戦闘力が磨かれていくことになります。

接近戦を制することが出来ると自信になります。また戦いに強くなると、それを見据えた打ち方が広い19路盤でもできるようになるので、自然と中盤力や終盤のヨセの実力もついてきます。

↑『囲碁ウォーズ』対局画面。盤が狭いので、ずっと戦っていることもしばしば。

理由その③:手筋や布石の解説がある

 『囲碁ウォーズ』では、簡単な手筋、布石について解説したページがあり、対局の合間などに見ることが出来ます。

中級者以上にとっては知っていて当然のラインナップではありますが、基礎を学んでいる途中の方にはありがたいと思います。

解説ページのほかに、対局者を探している最中の待ち画面にも手筋などの表示があり、スキマ時間を囲碁に有効活用できるように設計されていると感じました。

↑手筋、布石ともに15種類ほど紹介されています。

 さらに、それぞれの手筋や布石について自分が繰り出した(必殺技みたい)回数と使ったことによる勝率が記録されています。手筋は出そうと思って出すものでもないので関係あるかは分かりませんが、布石については自分で選択することが殆どです。

自分の得意布石や、傾向などについて分析することもできるようになっているのが便利だと思いました。

理由その④:格闘ゲームのような設定と特殊効果

 囲碁アプリでただ対局だけしても地味なことが多いです。ですが『囲碁ウォーズ』ではその名前が表すように、戦いの要素を強調して、囲碁をバトルゲームとして楽しめるような工夫が施されています。

 例えば対局中ですが、一手打つごとの特殊効果がカッコいいです。手筋を繰り出したときには特に画面が光り輝きます。さらに面白いのが、自分の対局履歴から「攻撃力」「守備力」などの指標を数値化しているところです。

↑どうやら早打ちの傾向が強いらしいです。もう少し考えて打つかな。ランキングや勝率、過去の対局の棋譜などもいつでも確認することが出来ます。

 やってることは囲碁なのに、自分がまるで格闘ゲームのキャラクターのごとく戦力評価をされていて、対局の励みにもなりますし、単純に楽しいです。

理由その⑤:最強AI「棋神」が代わりに打ってくれる

『囲碁ウォーズ』最大の特徴、それはやはりこの「棋神」の存在だと思います。

ゲーム内に対戦相手としても存在するこの「棋神」に、自分の対局で助太刀をお願いすることができます。

「棋神」モードになると、画面がこれもカッコよく変化します。そして自身の代わって5手打ってくれます。対客を重ねると1日1クレジットは貰えますが、オンラインストアで購入することも可能です。

『囲碁ウォーズ』オンラインストア。
棋神1個で5手分です。

僕は「頻繁に出くわす形で次の一手を知りたい」、「いつも負けてる碁敵にどうしても勝ちたい」時に使ったりします。

その他にも使い道は色々ですが、AIから学ぶことも多いので初級者は特に積極的に活用してみては如何でしょうか?

囲碁ウォーズおススメ理由のまとめ

  • いつでもオンライン対戦ができ、対局機会を増やすことが出来る
  • 9路盤、13路盤対局により効率的に戦闘力(読みと手筋)を鍛えられる
  • 基本手筋や布石の解説つき。自分の得意布石も分析できる。
  • 格闘ゲームのような特殊効果で楽しい
  • 最強AI「棋神」の手で勉強

囲碁の対局機会を求めている方は、こちらの『囲碁ウォーズ』を試してみてはいかがでしょうか。

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